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「夢判断 そして恐怖体験へ」@キネカ大森

映画
 
公開4日目の昼。キネカ1には20名位の客入りだ。

映画の話
女子大生の上野葵は、大学で心理カウンセラー・神山圭治の特別講演「夢とは何か」を聴講する。神山は「日本刀で人を刺した夢」を見たという学生・山内楓の夢の謎を解くため、心霊現象を霊能力によって分析する「リーディング」を行う。神山は、侍として討ち入りを果たした楓の前世を見るが、同時に葵にもその侍の姿が見えてしまう。これまでにもたびたび金縛りなどに悩んでいた葵は、その心霊現象の真相を探りたいと、神山のアシスタントになることを申し出る・・・。

映画の感想
大川隆法企画の映画だけに「幸福の科学」信者さん向けの作品と受け取る事が正しいのだろう。
私の様な信者でない部外者から見ると、ホラー映画なのかスピリチュアル系映画なのか中途半端な印象をぬぐえないが、いままでの「幸福の科学」作品の中では一番面白かった。

物語は心理カウンセラーの主人公とその助手が、恐怖体験者をした人から話を聞き、その各エピソードを映像化した、ちょっとしたオムニバスの様な展開なので飽きる事なく楽しめた。

冒頭はスピリチュアル系でイマイチだが、その後はホラー系へと発展して面白くなっていく。
本作が面白い所は恐怖体験した人の話と、その原因となった霊から話を聞くという二層構造となっていて、恐怖を煽って投げっぱなしにしない事が、他のホラー映画と違う所で、この辺が大川隆法ならではのスピリチュアル解釈のだろう。

そんな中で個人的には「一本多くて何が悪い?」が面白かった。
もっと恐怖をあおり、エピソードを含まらせればちょっとした心霊系ホラー映画になりそうなユーモラスな作品だ、

まぁ、それにしても「幸福の科学」作品は毎回キャストがしょぼい。
たぶんキャストも信者さんなのだろうが、私が知っているキャストは芦川よしみだけだった。

そんな「幸福」映画を更なる発展させるには無理だと承知するが、キャストにAKBや坂道、ハロプロ、ジャニーズのアイドルを紛れ込ませればもっと集客できるであろう。次回作に期待しよう!

最後にエンドロールのアレは蛇足だ。

by d73b445add192d2f | 2021-08-31 15:24 | 映画館2021 | Trackback | Comments(0)

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by masala